食から街を支える新しい地域貢献の形
みなさんこんにちは!
本日は三重県尾鷲市で食から街を支える"ハーブフィッシュ"さんをご紹介致します!
三重県尾鷲市の人口は、2023年時点でおよそ14,000人程度です。
その中で65歳以上の割合は40パーセントとされています。
尾鷲市は全国的に見ても高齢化が進んでいる地域の一つであり、小子高齢化の影響が著しいです。
さらに、三重県の南部では超高齢化による漁師や加工業者の減少水産に携わる多くの人たちや会社が減っています。
若い人たちは地での継業など検討している方もいますが、ビジネスモデルとしてこれから先が見えない等の不安からくる理由で地域から出ていく悪循環となっています。
「半径0mの世界を変える。」
ハーブフィッシュは干物を通じて生まれ育った街に恩返しができないかを考えました。
私たちの行動で未来が変わるかもしれない。
あなたの選んだ干物で一つの世界が変わるかもしれない。
「半径0メートルの世界を変える。」
ハーブフィッシュは一次産業から六次産業まで繋がった街全体で作る
考え方も味も今までに無かった干物です。
三重県の伝統を守る干物
干物においては、地で消化されるものが大半で、人口減少により消費者も減っている現状です。
このままでは伝統的な技術や文化そのものが失われてしまう危険性があると考え、ハーブフィッシュは、今までになかった考え方と味を持って、多くの干物を販売をしていきたいと考えています。
将来的には加工は当社だけではなく、地域の干物屋さんたちと連携をし、生産体制を強化していき、多くの魚を仕入れることで、仲買業者さん、漁師さんたちの一助になれば考えています。
さらに、漁業関係者だけでなく、耕作放棄地(放置された畑)に対してもアプローチをかけています。
なぜなら当社で使用するハーブを栽培にすることにより、農家さんの助けにもなるとも考えているからです。
このようにして、食から街を支える新しい地域貢献の形を作っていきます。
三重県の季節の鮮魚を特別な干物に。
イタリア料理の考え方を落とし込んだ今までになかった干物です。
特製のソミュール液はミネラルがたくさん含まれているおわせ海洋深層水をベースとしたもので、ハーブとスパイスを絶妙なバランスで調合しています。
もちろん無添加、化学調味料不使用でお作りしております。
工場がある東紀州は日本で一番の降雨量を記録する地域で、降り注いだ雨は台高山脈の栄養をたくさん含み、川から海へと流れ、リアス式海岸の熊野灘で魚の餌となるプランクトンを育てます。
多くの餌があることにより多様な魚が集まる魚場となり、四季によって様々な新鮮な魚を手に入れることができています。
工場の目の前には引本港があり、競りにかけられた魚が5分で工場に到着し、すぐに加工しない場合は急速冷凍をかけて保管するため、高鮮度のまま保管が可能であり、昨今の大きな漁獲量の変動に対応しています。
加工する魚は熟練の技を持つ職人によって丁寧に捌かれ、血合いや汚れをひとつひとつブラッシングを行い落としていきます。
特製のソミュール液は使い回すことなく、ロットごとに作り直し、新鮮なハーブとスパイスの香りが損なわれないようにしています。
魚種や大きさにより漬け時間を変更し、最適な塩分濃度と、香りを楽しめるようにデータ化しており、漬け込んだ後は、大型の乾燥機により乾燥されます。
当日の気温や湿度により設定変更をする必要がありますが、全天候で干物作りが可能となっています。
冷凍のまま調理が可能ですので、そのまま焼いても美味しいですが、スープやトマトソースに和えるとハーブの香りが広がり、いつもの料理がワンランク上の料理としてお召し上がり頂けます!
パスタなどにしても美味しいです。
是非みなさんも三重県の特別な想いで作られた干物をいただきませんか?
一度食べるとクセになるスパイスの香りと風味が食欲を踊らせます。