9月に入り、まだ暑さの残る日もありますが、スーパーやお米屋さんで少しずつ「新米」の文字を見かけるようになりました。
この時期になると、毎年楽しみになるのが、炊きたての新米です。
私は宮崎県で、祖父母の代から米作りを続けてきた家で育ちました。現在は祖父母から受け継いだ田んぼを、父が仕事をしながら守り、米作りを続けています。
だからでしょうか。私にとって新米は、数ある秋の味覚のひとつというより、「今年もお米ができたんだな」と季節を感じさせてくれる、少し特別な存在です。
炊飯器を開けた瞬間の香り。つやつやと光る炊きたてのお米。そして、口に入れたときのほのかな甘み。
まずはそのまま一口。そして次の一口には、お味噌汁、焼き魚、佃煮を。
今回は、米作りを身近に見て育ったPAF MALLスタッフが、「これは新米が止まらなくなりそう!」と思う三つの味をご紹介します。
新米の季節。主役はあくまで「お米」

新米の時期にご飯のお供を選ぶなら、私が大切にしたいのは、「おかずだけがおいしい」のではなく、「ご飯と一緒だからもっとおいしい」こと。
新米ならではの香りや甘み、みずみずしさがあるからこそ、その味を隠してしまうのではなく、お米のおいしさを引き立ててくれるものを合わせたいと思います。
だから今回選んだのは、特別に変わったものではありません。
お味噌汁と白いご飯。
焼き魚と白いご飯。
佃煮と白いご飯。
昔から日本の食卓で親しまれてきた、とてもシンプルな組み合わせです。
でも、新米の季節だからこそ、こうした「日本のいつもの食卓」が、いつも以上に贅沢に感じられるのではないでしょうか。
日本人の定番だからこそ、新米はもっとおいしくなる
炊きたてのご飯に、温かいお味噌汁。
脂ののった焼き魚をひと口食べて、また白いご飯をひと口。
そして、小鉢に盛った佃煮を少しずつ。
どれも珍しい食べ方ではありません。
むしろ、昔から何度も繰り返されてきた組み合わせです。
それでも、そこにはお米の甘みを生かす塩味、旨み、発酵の味わいがあります。
新米そのものがおいしい時期だからこそ、たくさん手を加えるのではなく、昔ながらの食べ方でじっくり味わってみる。
「やっぱり白いご飯っておいしいな」
そんなことを改めて感じられるのも、新米の季節の楽しみだと思います。
米農家の家で育った私が選ぶ、ご飯が止まらない三品
私は宮崎県で、祖父母が米を作る姿を身近に見ながら育ちました。
現在は父が田んぼを受け継ぎ、普段の仕事を続けながら米作りをしています。
子どもの頃は当たり前だった田んぼの風景も、東京で暮らすようになった今では、少し違って見えるようになりました。
だからこそ、新米の季節には、お米そのものをしっかり味わいたい。
そしてどうせなら、「もう一杯!」と思わずおかわりしたくなるものと一緒に楽しみたい。
そんな視点でPAF MALLの商品から三品を選びました。
日本人の定番だからこそ、新米のおいしさが引き立つ。
オーベルジュ清里さんの
無添加味噌と和の恵みセット
山梨県・八ヶ岳南麓に佇むオーベルジュ清里から届く、手作りの無添加味噌と季節の常備菜のセットです。
味噌は、実際にオーベルジュ清里の朝食でも使われているもの。素材の味を生かして仕込み、旬の野菜を使った漬物や佃煮と一緒に楽しめます。
炊きたての新米に、温かいお味噌汁。そして漬物を少し。
日本人にとってあまりにも定番の組み合わせだからこそ、新米そのもののおいしさを素直に感じられる気がします。
豪華なおかずがなくても、新米と丁寧につくられたお味噌汁があれば十分。
そんな朝ごはんこそ、実はとても贅沢なのかもしれません。
価格:4,980円(税込)
脂ののった焼き魚に、新米がバクバク進む。
こだわりふぐショップかぶやまさんの
のどぐろ開き0℃熟成干し5尾(約350g)
対馬沖で育ち、下関漁港に水揚げされた脂のりのよいのどぐろを厳選。
約0℃に管理された環境で丁寧に熟成乾燥させることで、水分を必要以上に逃がさず、焼き上がりはふっくら、ジューシーに。
味付けは塩のみ。だからこそ「白身のトロ」とも呼ばれる、のどぐろ本来の上品な脂と旨みを楽しめます。
焼きたての身をほぐして、熱々の新米と一緒に。
一口食べてご飯。もう一口食べて、またご飯。
これはもう、おかわり必至です。
大根おろしやすだち、お味噌汁を添えれば、それだけで立派な秋のごちそうに。
価格:5,400円(税込)
こんなの、お米が進みすぎる!
タカハシ食品さんの
函館小鉢 佃煮9種セット
北海道・函館から届く、にしん、ホタテ、昆布、鮭、鱈など9種類の佃煮・和惣菜を楽しめるセットです。
化学調味料を使用せず、砂糖、しょうゆ、みりんを基本に、職人の手で丁寧に仕上げた昔ながらの味わい。
今日はホタテしぐれ煮。次は根昆布。今度は鱈子と昆布の旨煮。
こんなに種類があったら、お米が進みすぎます。
「次はどれを食べよう」と選んでいるうちに、気づけば茶碗が空っぽに。
朝ごはんには一品、夕食には何種類かを小鉢に盛り付けて食べ比べるのもおすすめです。
日本のおいしいお米を、こんなにいろいろな味と一緒に楽しめる。
そんな何気ない食卓の時間も、改めて考えると幸せなことだと思います。
価格:6,100円(税込)
番外編|結局、新米には「焼き海苔」
お味噌汁、焼き魚、佃煮。
ここまで新米と一緒に楽しみたい三品をご紹介してきましたが、もうひとつ忘れてはいけないものがあります。
それが、焼き海苔。
炊きたての新米を焼き海苔でくるっと包んで、そのまま口へ。
正直、それだけでも十分おいしいんです。
結局、こういうのが一番おいしい。
丸良水産さんの
YURI NORI(焼海苔)
東京湾・走水の海で育てられた、香り豊かな焼海苔。
走水は潮の流れが速く、その環境で育った海苔は、旨みと歯切れのよさ、豊かな磯の香りを楽しめます。
炊きたての新米を海苔でくるっと包んで、そのまま一口。
パリッとした食感。ふわっと広がる磯の香り。そして、新米の甘み。
少しお醤油をつけてもいい。おにぎりにしてもいい。
でも、新米の時期なら、まずは余計なものを足さず、白いご飯と焼き海苔だけで食べてみたい。
「結局、こういうのが一番おいしいよな」
そんなことを思わせてくれる、日本の朝ごはんの定番です。
お味噌汁と焼き海苔、そして炊きたての新米。
特別な料理ではないけれど、これもまた、日本のおいしいお米を味わう幸せな食卓だと思います。
価格:1箱 1,296円(税込)~
日本のおいしいお米が食べられる幸せ
私は宮崎県で、祖父母が米を作る姿を身近に見ながら育ちました。
今は、その田んぼを父が受け継ぎ、普段の仕事をしながら米作りを続けています。
子どもの頃は、それが当たり前の風景でした。
でも東京で暮らし、スーパーで袋に入ったお米を買う生活をするようになってから、少しずつ見え方が変わりました。
田植えをして、田んぼを管理して、天候を気にしながら秋まで育てる。
自然を相手にする以上、毎年同じようにできるわけでもありません。
それでも毎年、田んぼに手を入れ、お米を作り続ける。
そして秋になり、「今年も新米ができた」と聞く。
子どもの頃は当たり前だったその言葉が、今では少し特別に聞こえます。
スーパーへ行けば、お米を買える。
炊飯器のスイッチを押せば、温かいご飯を食べられる。
でも、その一杯のお米の向こう側には、田んぼがあり、作っている人がいます。
日本のおいしいお米を毎日のように食べられることは、実はとても幸せなことなのかもしれません。
炊きたての新米に、温かいお味噌汁。
脂ののった焼き魚。
昔ながらの佃煮。
そして、パリッと香りのよい焼き海苔。
ご飯を一口。おかずを一口。そして、またご飯。
「もう一杯だけ」
そんなふうにおかわりしたくなるのも、新米の季節ならではの楽しみです。
今年の秋は、旬の食材だけではなく、「新米をおいしく食べる」ことも楽しんでみてはいかがでしょうか。
PAF MALLでは、日本各地のつくり手が素材と向き合い、丁寧に仕立てた食をご紹介しています。
日本のおいしいお米が食べられる幸せを、今年の秋も。
お気に入りの「ご飯が止まらなくなる一品」と一緒に、炊きたての新米をゆっくり味わってみてください。